国土交通省と自動車点検整備推進協議会(日本自動車整備振興会連合会など自動車関係31団体で構成)、大型車の車輪脱落事故防止対策に係る連絡会(15団体で構成)などによる「自動車点検整備推進運動」強化月間が、9月1日からスタート(既報)。記者発表会が9月7日、東京・六本木で開かれた。
点検整備推進運動「強化月間」
自動車点検整備推進運動は、四輪車・二輪車の使用者が適切な点検・整備を実施することの必要性や重要性を認識し、その適切な保守管理をより一層図る機会の拡大が狙いで、今年が28回目。今年度のテーマは「最後に点検した日、覚えてる?~後悔しないための点検・整備」。点検整備をしないリスクとするメリットを感じてもらい、日常的に点検整備をしてもらおうと狙ったもの。
新型コロナ対策が徹底された中で開かれたこの日の記者発表会は、人気お笑いコンビ「さらば青春の光」の森田哲矢さんをゲストに招いて開催。
冒頭、主催者を代表して、国交省自動車局整備課の森内孝信整備事業指導官があいさつに立ち、日頃からの点検と整備の重要性を強調した。
続いてゲストの森田さんが登壇。自動車の点検整備にまつわるトークを繰り広げたほか、アニメ「秘密結社 鷹の爪」の人気キャラクター・吉田勝子を起用したスペシャルムービーを披露。森田さんがキャラクターとして登場しているため、会見会場では、ユーチューブで現在人気の一発撮り風の公開生アテレコに挑戦。台本とは違うアドリブも飛び出し、会場を沸かせた。
この後、1級自動車整備士・池田誠司さんによる自動車の日常点検デモンストレーションを実施。今年10月から定期点検項目に追加されるOBD(車載式故障診断装置)の診断についての解説も、自動車のコンピューターの状態を読み取れるスキャンツールを使って森田さんに説明した。
森田さんは「日頃からの点検整備の大切さを知ることができた。これから車に愛着を持って点検していきたい」と、点検整備の大切さを再認識していた。