ヤマハ発動機は、スポーツ電動アシスト自転車(e-BIKE)「YPJシリーズ」の新機種「ワバッシュRT」と「クロスコアRC」の2機種を発表、3月10日から発売を開始する。1月13日に都内で開催された報道関係者向けの新製品発表会は、ステージを正面にゆったりとソファーを配置したレイアウトとし、モデルの山下晃和氏をゲストMCに、クロストーク形式で進められた。
画像: 実用領域だけでなくレジャー領域でも拡がり続ける、電動自転車の市場状況が説明された

実用領域だけでなくレジャー領域でも拡がり続ける、電動自転車の市場状況が説明された

グラベルバイクとクロスバイク

冒頭、SPV事業部事業企画部商品企画の黒沢大介氏が、1988年に開発を開始してから現在に至るまでの電動自転車の歴史を説明。国内のみならず北米・欧州でも拡大し続ける市場状況を解説した。

両車のコンセプトとターゲットについて、「ワバッシュRTは、いろいろ使えそうをコンセプトに、オンロードとオフロードの両方で高い走行性能を持つグラベルバイク。ターゲットはオンロードでの快適性とオフロードの走破性を求める欲ばりな人、キャンプ道具やアウトドアグッズを積んだツーリングなどの冒険的なライドが好きな人、仲間と一緒に走ることや素敵な景色などを体験することに価値を感じる人」と、オン・オフを問わない乗り物の楽しさを追求して開発されたことを説明。

クロスコアRCについては、「365days 1bike」をコンセプトに、都市部の日常的なコミューティングから週末のレジャーまで、オールマイティにこなすクロスバイク。ターゲットは自転車に乗ることで、環境課題への貢献や健康増進に繋げたいと考える人、平日の通勤を快適に、毎日使い続けたい人、週末はカジュアルに自転車を楽しみたい人」と、オールマイティに使えるバイクであるとし、新規ユーザー獲得の狙いがある点にも言及した。

ワバッシュRT

画像: クロスコアRT

クロスコアRT

「オートバイメーカーとしてのデザイン造形理念を大切にしながら、ヤマハの独自性を追求した」

続いて、SPV事業部開発部プロジェクトリーダーの渡邉岳氏が、それぞれのモデルの設計ポイントを説明。

両モデルともに、フレームにバッテリーを内蔵することで、洗練されたフォルムを実現しながら、ジオメトリー、フレーム剛性、重量バランスを最適化。同時にダウンチューブ内部をツインチューブ構造にすることで、剛性を確保しながら、フレームの美しさを追求したという。

ドライブユニットには、欧州で実績のある「PWseries ST」を、YSPシリーズとして初めて採用している。

デザインについても、「オートバイメーカーとしてのデザイン造形理念を大切にしながら、ヤマハの独自性を追求した」(同プロダクトデザイン部デザイナー・吉田健人氏)と、同社のオートバイ製品に共通するヤマハらしさを盛り込んだ点を強調した。

なお、当日はアパレルブランド「FREAK'S STORE」とのコラボレーションによるコンセプトモデルも発表。一部店舗で車両を展示するほか、関連アパレル等の販売も行う。

▽ワバッシュRT=43万8900円(税込)、販売台数=1000台(年間・国内)▽クロスコアRT=31万7900円(税込)、販売台数=1500台(年間・国内)

SPV事業部事業企画部商品企画・黒沢大介氏

画像: SPV事業部開発部プロジェクトリーダー・渡邉岳氏

SPV事業部開発部プロジェクトリーダー・渡邉岳氏

画像: SPV事業部プロダクトデザイン部デザイナー・吉田健人氏

SPV事業部プロダクトデザイン部デザイナー・吉田健人氏

画像: 「FREAK’S STORE」とのコラボレーションによるコンセプトモデルも発表。一部店舗で車両を展示するほか、関連アパレル等の販売も行う

「FREAK’S STORE」とのコラボレーションによるコンセプトモデルも発表。一部店舗で車両を展示するほか、関連アパレル等の販売も行う

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