春の需要期の訪れを告げる二輪車の祭典が3年ぶりに大阪から開幕──「第38回大阪モーターサイクルショー2022」(日本二輪車普及安全協会近畿ブロック主催)が、3月19日(土)から21日(月/祝)までの3日間、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開催。感染予防対策徹底のうえで、国内外の最新二輪車および関連製品・サービスの展示および情報発信などが行われ、開催を待ちわびていた来場者らは直に見て、聞いてバイクの一日を堪能。翌週開催予定の東京モーターサイクルショーへの弾みとなる内容となった。

世界的な新型コロナウイルス感染症拡大の影響から、第36回(20年)、第37回(21年)と開催を中止した大阪モーターサイクルショー。第38回となる今年は、ウィズコロナ時代における二輪車業界活性イベントとして、政府と大阪府、そして会場のガイドラインを順守し、感染予防対策の徹底を図ることで、3年ぶりにリアルイベント形式での開催が実現した。

感染予防地策としては▼各開催日に入場制限(日にち別定員制のQRチケット販売)▼会場の拡大(1・2・3号館使用と通路幅の拡大▼館内扉の開放による喚起▼入場時のサーモグラフィーによる検温▼手指消毒液の設置▼高度接触部位の定期的な消毒▼関係者の検温、マスク着用▼救護室設置・看護師常駐▼ソーシャルディスタンス、大阪コロナ追跡システムQRコードなどのサイン設置▼1時間ごとの1・2・3号館それぞれの混雑状況案内による空いている会場への誘導──など。

会場では、国内外の二輪車銘柄およびパーツ&アクセサリーおよび関連サービス、二輪車関係メディア、行政・団体、観光関係などがブースを出展してPR。さらに同ショー恒例コーナーの「カスタムワールド」も設置され、来場者の高い関心を集めた。

今回ステージイベントはプログラムされなかったものの、来場者らは、3年ぶりに開かれた関西最大規模のバイクの祭典を満喫した。会期中の来場者は3万3781人(19年7万3038人)だった。

画像: 初日、インテックス大阪2号館のようす

初日、インテックス大阪2号館のようす

会場では来場者に厚労省新型コロナ接触確認アプリ「COCOA」への登録を求めた

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