「東北の二輪車業界を盛り上げよう」──東北6県の組合活動を1本化する東北オートバイ事業協同組合(AJ東北)の設立総会が3月7日、宮城県仙台市内で開催され、2022年度(22年10月〜22年12月)の事業報告と23年度(23年1月〜23年12月)事業計画など全11議案を可決した。

初代理事長に髙橋新一郎氏

画像: あいさつする髙橋理事長

あいさつする髙橋理事長

AJ東北の構成組合員は82店。初代理事長には髙橋新一郎氏(ティーズ)が選任され「東北6県がワンチームとなって、二輪車業界を盛り上げていこう」と決意を述べた。総会には組合員82人(委任状41人含む)のほか、来賓として宮城県中小企業団体中央会運営支援部運営支援第一課主事補の鈴木琢斗氏、全国オートバイ協同組合連合会(AJ)の大村直幸会長らをはじめ、AJ傘下の茨城、神奈川、北海道、埼玉の各組合役員らが出席した。

画像: AJ東北設立総会のようす

AJ東北設立総会のようす

総会は鈴木敏之副理事長の司会で進められ、冒頭、髙橋理事長があいさつ。「2月に開催したバイクフェスタでは、約2万人の来場者を迎えることが出来た。この実績は、一人では成し遂げられない。ワンチームとなれたから大きな結果が出た。同じ東北出身の大リーガー大谷翔平さんがそれぞれが自分の力を100%出せば、一つにまとまると語っていたが、まさに組合活動も同じではないかと感じた」とあいさつ。新たに誕生したAJ東北の活動への協力を求めた。

東北の二輪車業界環境改善へ

この後、佐藤幸夫専務理事を議長に議案が審議され全11議案はすべて可決した。承認された議案の中で、23年度事業計画の主なものは①共同購買事業=ETC車載器、ドライブレコーダー、タイヤ他②共同宣伝事業=バイクフェスタ展示会出展、ロードサービス事業他③教育情報事業④福利厚生事業──など。

議案審議終了後は、これまで永年にわたり組合活動に尽力した大友克人氏、竹中仁氏、中村卓三氏の3氏に感謝状が贈られた。

画像: 髙橋理事長(右端)から感謝状を渡される(左から)大友氏、竹中氏、中村氏。3氏はこれからも相談役としてAJ東北をバックアップする

髙橋理事長(右端)から感謝状を渡される(左から)大友氏、竹中氏、中村氏。3氏はこれからも相談役としてAJ東北をバックアップする

その後、来賓の宮城県中小企業団体中央会の鈴木氏、衆議院議員の早坂氏があいさつ。AJの大村会長は「すべては自分達で決めて進んでほしい。東北を盛り上げていってほしい」、AJ茨城の井原啓之顧問からは「組合活動は心が通じ合っていないと難しい。東北人はハートがいい。AJ東北は必ず成功すると確信している」と激励の言葉が送られた。

画像: AJの大村直幸会長

AJの大村直幸会長

画像: AJ茨城の井原啓之顧問

AJ茨城の井原啓之顧問

総会終了後の業界関係者多数を招いて行われた懇親会では冒頭、髙橋理事長が「一緒に東北の二輪車業界をブラッシュアップして、盛り上げていこう」と力強くあいさつ。その後、赤池誠章参議院議員、早坂敦衆議院議員、石井章参議院議員、オートバイ政治連盟の吉田純一会長からもあいさつがあり、AJ神奈川の立澤隆一理事長の発声で乾杯。終始賑やかな雰囲気の中、活発な情報交換が行われた。

◆初代役員体制

【理事長】髙橋新一郎(ティーズ)
【副理事長】鈴木敬之(鈴木屋輪業商会)▽山口静治(山口輪業商会)
【専務理事】佐藤幸夫(サターンコスモス)
【理事】大泉浩一(ライダースサロン大泉)▽横江竜司(モトテック)▽平山幸司(ホンダドリーム五所川原)▽加藤哲(エキスパート)
【監事】及川憲章(SBSみやぎの)▽工藤義孝(クラフトナイト)▽浅野真也(モトマックス)

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