日本二輪車普及安全協会(日本二普協/倉石誠司会長)が、ビギナーライダー向けに毎年全国展開している体験型二輪車安全運転講習会「グッドライダーミーティング」(Gミーティング)の2023年度日程が、このほど発表された。Gミーティング未体験者優先デーや好評のレディースデーが引き続き設定され、さらに23年度は30歳以下優先デー、39歳以下優先および限定デーなども設定されている。
U30、U39優先デー設定、好評レディースデー継続開催
Gミーティングは、初心者ライダーや運転に不安があるライダーのための体験型二輪車安全運転講習として毎年行われているもの。二輪車利用者自身に安全運転技量を把握してもらうとともに、混合交通の中での交通ルール・マナーと安全運転基礎知識の習得、安全運転技術の向上を図ることによって二輪車交通事故を抑止しようと、日本二普協が重点事業の一つに位置付けている。14年度からは47都道府県実施化が実現している。
各会場では主に地元の都道府県二普協が主催し、地元の警察や交通安全協会、二普協会員販売店などの協力を得て行うものが多いが、地元の都道府県二普協と警察とが共催したり、地元の交通安全協会が主催するものに日本二普協が協力して行ったりするものもある。
使用車両はユーザー持ち込みで、会場は主に各警察本部の運転免許試験場内や民間自動車教習所内の教習コースとなる。
講習内容は、大きく分けて実技講習(ブレーキング、バランス、コーナリングが中心)と安全講話で構成。日本二普協の統一カリキュラムのもと進行。基本のライディングテクニックから安全に運転するためのテクニックを、ベテランの指導員がクラス別にアドバイスする。
指導体制は、全日本交通安全協会二輪車安全運転推進委員会から資格認定を受けている二輪車安全運転特別指導員および指導員が中心となって進められる。各都道府県とも警察との連携が図られていることもあり、白バイ隊員なども加わるケースが多い。参加者からは、親切で丁寧なアドバイスであるとの声が毎年多く聞かれる。
23年度開催日程は、4月1日の愛知県会場を皮切りに、12月10日の東京会場までの全97回・受講定員合計3455人を計画している。このうち毎年好評の女性限定日「レディースデー」は、全9会場(各1回)を予定。このほか、会場によっては初参加(Gミーティング未体験者)優先デーや初心者優先デー、アンダー30(30歳以下)優先デー、アンダー39(39歳以下)優先デーおよび限定デー、リターンライダー優先デーも設定している。
開催にあたっては、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を徹底する。感染状況次第で中止の場合あり。
申し込みは、インターネットもしくは二輪車防犯登録取扱二輪車販売店などからの事前予約となる。開催日によってはすでに募集定員に達していることから受付を終了している会場もある。
詳細は日本二普協の公式ウェブサイトで。
https://www.jmpsa.or.jp