ヤマハ発動機は4月1日付けで、グループ会社のヤマハ発動機販売社長に松岡大司氏が就任したことを発表。就任後の本紙取材で松岡社長はスピード感を持って業務に取り組むことを表明した。

ヤマハ発動機販売㈱ 代表取締役社長 松岡大司氏

画像: 社長に就任した松岡氏

社長に就任した松岡氏

入社後4年間は販売会社で営業を担当。その後、念願だった海外勤務となったが、2021年まで約20年は海外関係の業務だったと述べる松岡社長。

「就職活動では海外勤務に憧れメーカーを志望し、ヤマハ発動機に入社後、30歳を過ぎて一昨年帰国するまでの大半は海外勤務でした。現地では主な業務としてマーケティングを担当していました」と振り返る。

最初の勤務地であるベトナムの後は、インドやブラジルなど各地に赴任。最も印象的だったというインドでは当時、スクーターブームと女性の社会進出という動きもあり、需要はとにかく旺盛。インド版のYRA(ヤマハライディングアカデミー)を導入し、顧客開拓を推進してきたという。仕事では常に物事に取り組む早さ、スピード感を大事にしていると表明。

一昨年本社に戻り、昨年末にヤマハ発動機販売社長の内示を伝えられた際は「全く思ってもいなかった。自分も驚いたが周りがもっと驚いていたのでは」と打ち明ける。

家族の反応は妻から「また、単身赴任なの……」と言われたと明かす。最初と2回目の海外赴任中は家族も帯同していた時もあったが、以後は単身赴任が続いていたという。そして再び、家族を静岡県に残し単身赴任する。松岡社長は「妻にはずっと感謝している」とのこと。

(松岡社長の今後の方針・取り組みについての詳細は後日掲載)

まつおかだいじ氏/98年ヤマハ発動機入社。入社後、4年間国内販売会社に所属。京都エリアで部品営業を担当。02年にヤマハ発動機に戻り06年にベトナムに赴任。以後、インド、ブラジルを経て21年に帰国。帰国後は同社MC事業部3S先進国統括部に戻り、日本グループのグループリーダーに。23年4月にヤマハ発動機販売㈱代表取締役社長に就任。これまでの愛車はTTR250、DT230ランツァ、SR400。現在はXSR900を所有。75年5月生まれ、47歳。岐阜県出身。妻と子ども2人の4人家族。

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