米国老舗ブランドのインディアンモーターサイクル(以下インディアンMC)。これを2011年に復活させたポラリス社は、1954年に世界で初めてスノーモービルの製造販売を始めた会社であり、以降あらゆるファンビークルにその業態を発展させてきた。その技術を現在のインディアンMCにも注いでいる形だ。

そのポラリス社が日本法人を立ち上げ、日本市場にインディアンMCを供給する体制となったのが19年。当初の257台から、22年には462台へと順調に販売台数を伸ばしてきたが、23年は下半期で伸び悩んだようだ。

だが、このほど同社の代表に就任した藤原裕史氏は、中間目標である「26年までに年間1000台を達成」を取り下げはしないと説く。

「過去2年間も市場環境は読みづらかったが、今後もより読みづらい時代になっていくのだろう。お客様に安心していただくため、組織も強化していかなくては」

そして24年は「今までにも増して皆さんをあっと驚かせる年にしたい」と語る。

インディアンMCは〝Make The First Move〟という標語を掲げている。

「日本語で言えば『先駆者たれ』といったところ。クラシックなモデルも大事にしつつ、新しいテクノロジーをどんどん取り入れていくのが、1901年の創業以来続く我々のブランド。米本社も日本を重点マーケットと見ている」

画像: 22年の『キング・オブ・ザ・バガーズ』選手権優勝を記念して限定販売された「インディアン チャレンジャーRR」。インディアンMCはモータースポーツでも活躍を見せている

22年の『キング・オブ・ザ・バガーズ』選手権優勝を記念して限定販売された「インディアン チャレンジャーRR」。インディアンMCはモータースポーツでも活躍を見せている

ポラリス社の開発力を背景に、近年もスポーツチーフやFTRスポーツなど挑戦的な機種をリリース。中長期的には、アジア太平洋地域への供給を担うベトナム生産拠点などへの投資も行っている。成長力は有していよう。

国内販売網も整備を進めており、現在は23店舗だ。

「プレミアムモーターサイクルである我々の商品を活かして収益を上げ、様々な形でそれを顧客に還元することで、インディアンMCのファンを増やしていただきたい」

ディーラー各々の事業計画に合わせて収益体質の強化をサポートしていくというのが基本方針だ。今後は30~35店舗の販売網に育てたいという。

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