次も装備まわりを中心に紹介する。現在、ファーストエイドチームは隊長と隊員の2名体制となり一人一台、2台の車両で運用しているのだ。

車両は2名乗車が可能で、並列でシートが設定されている。なお、ベースとなる車両は一般道を走行可能でヘルメットやシートベルトの装着も義務付けられていないが、ファーストエイドチームではヘルメットのみ着用して公務にあたっている。

左右から乗り降り可能

ハンドルも独特な形状

運転席で目を引くのが半円形上のハンドル。操舵角も小さいが前輪が一輪なので、ハンドルを少し回すだけで曲がってくれる。四輪車のようにハンドルを一周以上回転させる必要もないので、このような形状になっているのだ。また、ミッションレスの電動車ということでシフト操作も前後とニュートラルのみ。助手席側にあるレバーはサイドブレーキだ。なお、車両価格だが一台あたり約500万円となる。

メーターは速度とオド・トリップメーター、それにバッテリーの残量などを表示。ちなみに運用開始から出動回数をこなしていることもあり、バッテリーのメモリひとつあたり7㎞程度走ると認識しているという。

最初の1時間で8割充電。約6時間で満充電

気になる充電時間は約6時間で満充電となる。だが、最初の1時間の充電で約80%まで充電される。その後は満充電になるまでゆっくりと充電されるという。メーターにあるバッテリーの残量が2メモリ減ったら充電するのだが、基本は日中だけの出動になるので夜間に充電することが多いという。充電は一般家庭用の100Vを使用する。充電ケーブルは運転席と助手席の間にあるスペースに設けられており、延長ケーブルを介して行う。

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