店舗内を会場にライディングギアを身に着けた男女のモデルを用意し、場内に展示中のレブル250やCBR600RRにまたがってもらうことで、デザイン性や着心地などを実体験して伝えてもらう形式となった。男性モデルは全日本ロードレース・ST1000クラスで日本郵便ホンダドリームTPから参戦中の高橋裕紀選手、女性モデルは二輪メディアで活躍中の大関さおりさんが登場した。
商品説明に先立ち、6月にHMJトップに就任した室岡克博社長とアフターマーケット本部の畠山隆治部長があいさつ。室岡社長は直近の販売状況に触れ「新型コロナウイルスの影響により部品入荷の遅延や外出自粛などが響き、2020年4~8月までの二輪車全体の売り上げは前年比で89.6%となった。ただ、125cc以上の軽・小型二輪モデルに関しては前年比105.5%となり、レブル250やCRF1100Lアフリカツインなど新型モデルがけん引し、好調な売れ行きを見せている」と、コロナ禍でも堅調に推移していると述べた。
続いて畠山部長は用品市場の概況について「純正補修部品がけん引しており、今期4~8月は前年比107%と順調に伸びている。これまでは保有台数と比例して長らく微減傾向だったが、今期は毎月前年比を超える売り上げで、販売好調な車両であるレブル250やCT125などの純正装着部品も好調に推移している」と説明。
現在は全国で80店の『ホンダライディングギアプロショップ』をホンダドリーム店の新規出店に合わせて増やしていくと同時に、店頭商品の充実や提案販売の向上などを図っていきたいと続けた。
また、全国のホンダドリーム店で販売している国内のアウトドアブランド『モンベル』とのダブルネーム商品についても触れ「普段二輪車に乗っていない層が、数多く店舗に来場し商品を購入している。二輪車への興味の関心・喚起につながっているのでは」と評価。今後はキャンプアイテムなどで同ブランドとのダブルネーム商品を強化していくことも公表した。
最後に2020年秋冬商品について担当者より販売店からの受注状況の説明もあり、人気商品順(価格は全て税込み)に、
▼プロテクトソフトシェルパーカ(2万5850円~)=昨年は好評により、早期に完売した商品で、今季は新色を追加。街乗りにも使えるカジュアルなジャケット。
▼スウェットパーカ(写真・1万7380円~)=生地の一部に防弾素材にも使われる強靭な素材であるアラミド繊維を組み込んだパーカ。
▼3シーズングラフィックブルゾン(3万2450円~)=防寒性とエアインテークによる快適性を向上したジャケット。
▼プレストライダースジャケット(2万7280円~)=胸部にゴールドのHONDAロゴをあしらった正統派スタイルのジャケット。
▼マーキュリアルマルチウェイジャケット(写真・2万5080円~)=SNSでの写真映えを意識した5つの着こなしができるジャケットで、インナーのパーカとアウターのジャケットを単独で着こなせるほか、ジャケットがリバーシブルになっている。
また、今シーズンの新アイテムとして、
▼HRC3シーズンライディングブルゾン(写真・3万2780円)=背面にHRCのロゴがデザインされたブルゾン。500着限定商品。
▼ドライマスターエクスプローラー オールシーズンジャケット(写真・3万6300円~)=RSタイチと共同開発した、透湿防水性のある「ドライマスター」を生地に採用したアドベンチャーコンセプトのジャケット。
▼タクティカルボディバッグ(8580円)=ワンショルダータイプのバッグ。裏地には撥水加工が施されており、水の染み込みを防止する。
──などを発表したほか、ヘルメットやウインターグローブなど定番商品もラインアップ。商品は今秋からホンダライディングギアプロショップのほか、全国のホンダドリーム店で購入可能。
紙面掲載日:2020年10月16日