2021年の国内4社の新車国内出荷台数詳細(本紙調べ)が明らかになった。4年ぶりに増加に転じ、全体で前年比5万0374台=15・3%増の37万8720台と、大幅に伸長した。特に目立ったのが小型二輪で、21年は1999年の5万8672台以来、22年ぶりの高水準となる5万8164台(前年比58・4%増)の出荷を記録した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で20年は出荷減となったものの、密を避けるモビリティとして二輪車が再評価。21年4月からの出荷が、前年対比で大きく回復した。09年以降12年間にわたり40万台をはさんでの足踏み状態が続いている国内出荷台数だが、市場活性化へと流れが転じ始めている。

小型二輪は1999年以来の高水準

出荷トータルをメーカー別に見ると、ホンダは20年の17万5151台から13・0%増となる19万7874台に。前年比で8割を超える増加をみた小型二輪の出荷増が際立った。ヤマハも小型二輪が同51・2%増と大幅伸長したほか、原付一種・二種も2割以上増加し同15・2%増の9万9379台に。スズキも小型二輪が同45・0%増と大きく伸長し5万0994台。全領域で大幅な出荷増となったカワサキは、全体では同72・1%増の3万0473台と、96年以来25年ぶりに3万台レベルの出荷となった。

画像: 「2021年1~12月の二輪車国内出荷台数」の国内4社別詳細データは、二輪車新聞本紙に掲載

「2021年1~12月の二輪車国内出荷台数」の国内4社別詳細データは、二輪車新聞本紙に掲載

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