小型二輪の出荷 対前年比158%の大幅増
原付二種は13年ぶりに12万台レベル
2021年の国内4社の新車国内出荷台数詳細(本紙調べ)が明らかになった。4年ぶりに増加に転じ、全体で前年比5万0374台=15・3%増の37万8720台と、大幅に伸長した。特に目立ったのが小型二輪で、21年は1999年の5万8672台以来、22年ぶりの高水準となる5万8164台(前年比58・4%増)の出荷を記録した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で20年は出荷減となったものの、密を避けるモビリティとして二輪車が再評価。21年4月からの出荷が、前年対比で大きく回復した。09年以降12年間にわたり40万台をはさんでの足踏み状態が続いている国内出荷台数だが、市場活性化へと流れが転じ始めている。