トライアンフモーターサイクルズジャパン(TMJ)はこのほど、トライアンフ東京、トライアンフ東京ベイを運営する㈱Sonic Motorsが、新たにトライアンフ松本を開設したと発表。6月16日のグランドオープンに先駆け、15日に開かれたオープニングセレモニーにはトライアンフ英国本社よりチーフ・エグゼクティブ・オフィサー(CEO)のニック・ブロアー氏、チーフ・コマーシャル・オフィサー(CCO)のポール・ストラウド氏らが駆け付けた。
画像: トライアンフ役員、トライアンフ松本の岩瀬社長、TMJ大貫陽介社長らによるテープカット

トライアンフ役員、トライアンフ松本の岩瀬社長、TMJ大貫陽介社長らによるテープカット

Sonic Motorsの代表取締役である岩瀬利基氏は、かねて長野県・山梨県において輸入四輪車ディーラーを展開してきた。2017年にトライアンフ東京を開くにあたり、周囲からは「二輪車事業は大変」「儲からない」といったネガティブな反応もあったと振り返る。

しかし元来二輪車好きであったこと、クラシックバイクを愛好してきたこともあり、強い思いを抱いてきた。そうしたなか縁あってトライアンフの本社工場を見学し、首脳のブロアー氏、ストラウド氏と会食の場を持つこととなったという。

画像: 東京2店舗に続いて松本店を開設した岩瀬利基社長

東京2店舗に続いて松本店を開設した岩瀬利基社長

「ニックさんやポールさんの人柄に触れ、この人たちとであれば長く一緒にビジネスを築いていけるのではないかと、そういう思いでトライアンフのビジネスを始めることにしました。やはり経営方針も重要ですが、それ以前に信頼関係を築けるかどうかを重視しました」

そして17年5月にトライアンフ東京を、20年5月にはトライアンフ東京ベイを立ち上げ、岩井社長の生まれ故郷である松本に3店舗目を設けた。日本国内のトライアンフ正規ディーラーとしては30店舗目、規模としては最大級だ。敷地面積1537m2、延床面積839m2。黒基調の最新CI(コーポレート・アイデンティティ)を採用し、外壁にはトライアンフロゴのチャネルサインとトライアンフ・ラージスケール・バッジを大きくあしらっている。

トライアンフ松本の外観。開放的な店内の様子が見える

建物は1階を車両展示エリアおよびワークスペース、2階をバーカウンターやビリヤード台も備えたラウンジとしている。1階エントランスにある大きな吹き抜けは、従来あった階段を店内中央へと移して設けたという。資材高騰もある中で大掛かりな改装工事となったが、そこには「お迎えしたお客様に、堂々と中央から2階に上っていただきたい」「吹き抜けによって開放感と共に、1階と2階の一体感を演出したい」という岩瀬社長の思いがあった。

さらに特筆すべきは「レセプション/ハンドオーバーベイ」。顧客へのハンドオーバー(納車)を晴れやかに行う場であり、また修理・点検などに入庫する際の受付機能も備えた。トライアンフのディーラーとして世界初採用だという。

トライアンフ初採用のレセプション/ハンドオーバーベイ。オープニングセレモニーで松本店における1台目の納車式が行われた

そして、約150名を迎えたオープニングセレモニー。スクランブラー900をベースとしたオープン記念車両をはじめとする歴代カスタムラインアップ、勇壮な和太鼓演奏、地元食材をふんだんに取り入れた料理などが用意され、にぎにぎしくとりおこなわれた。

広々としたワークスペース前で、地元楽団による勇壮な和太鼓演奏

来日したトライアンフ首脳によるプレゼンテーションの場も。ニック・ブロアー氏は1902年のトライアンフ誕生から、世界のレースシーンで獲得した栄光について語った。90年の新生トライアンフ誕生については、こう紹介している。

「1987年、旧トライアンフの事業が取引停止となったとき、私の父であるジョン・ブロアーがその権利を買い取り、旧エンジニアリンググループから厳選し、新しいイノベーター達になれるデザインとエンジニアリングのチームを作り、時代に合わせた新たなトライアンフを復活させたのです。90年に設立された新生トライアンフは、始まりの地であるミッドランドの中心部に本社と工場を構え、この33年間、モーターサイクルの革新と影響において、再びリードをとってきました。そして現代に新たな伝説を作り、品質、性能、スタイルにおいて再びベンチマークとなったのです」

英国から駆けつけ、プレゼンテーションをおこなったニック・ブロアーCEO(右)とポール・ストラウドCCO

続いて登壇したポール・ストラウド氏は、現代におけるトライアンフの成功ぶりを語った。トライアンフ松本のオープンにより全世界800店舗を達成したこと、新CI導入など上質な店舗づくりを進め、さらに「成長するためのプラットフォーム」が構築できたことなど、トピックは盛りだくさん。そして、今後の製品攻勢を予告した。

「実はここから6月以降の12カ月間、トライアンフでは6車種以上の新型車両の発売と、6つの既存モデルのメジャーアップデートを予定しているので、この1年は非常に忙しく、エキサイティングな年となります」

そして新型車両第1弾のティザー映像も公開されるなど、今後に期待を抱かせるプレゼンテーションとなった。

画像: オープニングセレモニー後半ではトークショーも。過去の愛車、トライアンフで今オススメの機種など語った

オープニングセレモニー後半ではトークショーも。過去の愛車、トライアンフで今オススメの機種など語った

◆トライアンフ松本=長野県松本市小屋南1丁目3-1▽Tel0263-86-0505▽営業時間=10時〜18時▽定休日=月曜日(祝祭日を含む)および第1・3火曜日

画像: www.triumphmotorcycles.jp
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