ハーレーダビッドソンジャパン(HDJ)の国内販売台数は、2024年1月~11月の累計で前年比94.3%(日本自動車輸入組合速報値)。1万台超えは未確定だが、依然輸入車シェアトップの座にある。先ごろ退任が発表された野田一夫社長に代わり、ハーレーダビッドソンアジア地域担当バイスプレジデントであるディミトリス・ラプティス氏の談話をお送りする。
本記事は2025年1月1日発行の本紙「新年特別号」に掲載したものです。

まずは24年のセールスを振り返って。

「24年は『ソフテイル』シリーズの誕生から40周年という記念すべき1年だった。現行クルーザーファミリーの各モデルたちもこの『ソフテイルフレーム』を使用しており、日本国内ではその中でも『ローライダーST』と『ブレイクアウト』が24年は大きな支持を集めた」

画像: 人気機種ローライダーST

人気機種ローライダーST

24年には横浜市の中心街でブルースカイヘブンを開催。例年の富士スピードウェイから会場を変えて注目を集めたが、どのような成果を得たのだろうか。

「富士で開催した昨年と比較して来場者が約1500人増加した横浜での〝ブルスカ〟は快晴に恵まれ、関東のみならず北海道から九州まで、数千台のバイク来場のお客様にご参加いただいた。また、電車など公共交通機関による来場者数は過去23回目の開催で最高を記録し、初の都市型開催となった横浜ならではの好アクセスも寄与して、ライダーから音楽ファン、家族連れなど多くのお客様にご来場いただく、新ブルスカ元年にふさわしい成果となった」

9月にはMotoGP 日本グランプリ会場にブースを出展。5年ぶりに出展した狙いと成果は。

「レースはハーレーダビッドソンブランドの中核をなす柱であり、パフォーマンスと革新へのコミットメントを示すもの。ドルナやMotoGPと連携し、私たちは世界的にレース活動を拡大し、お客様とファンの情熱に火をつけることを目指している。今回のMotoGP 日本グランプリで多くのバイクファンの皆さんとハーレーダビッドソンと強固な繋がりを育めたことは、私たちにとって大変な喜びであった」

最後に25年の展望。ディーラーとの関係性、注力する施策などについて聞いた。

「ハーレーダビッドソンの成功は、オーナー、ディーラー、そして当社が一体となってこそ実現するものだ。25年はその三位一体を一層強固なものにしていく不断の努力を目指したいと考えている。
もちろん25年モデルをはじめとするニューモデルのローンチ、そしてブルースカイヘブンの開催を含めた皆さんに楽しんでいただけるイベントなどの計画も進めているので、25年もハーレーダビッドソンにご期待いただきたい」

なおHDJは、25年1月1日より新たなマネージングダイレクターとして玉木一史氏が就任すると発表。ラプティス氏の直属となってHDJのチームを率い、すべての営業・マーケティング活動、並びに国内ディーラーネットワークの運営を担当することになっている。

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