2019年二輪新車総需要 原付二種前年並み、軽二・小二は増加
原付一種の減少が全体に響く
2019年1~12月の国内二輪新車総需要台数(本紙調べ)は、前年比で2%以下の小幅減少にとどまり、36万台以上を維持した。原付二種が微減で前年並みをキープ、軽二輪と小型二輪は増加をみた。
減少の最も大きな要因は、最多シェアである原付一種の落ち込みであろう。今年は新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛の気運にある中、密閉空間とは無縁の二輪車は、通勤をはじめとする移動の手段として改めて見直されており、原付一種を運転可能な運転免許保有者が8000万人もいるということを考えると、潜在需要は豊富だ。
無関心層に興味を示してもらうためには、二輪車を取り巻く環境のさらなる整備が重要といえる。19年1...