トライアンフモーターサイクルズジャパンの野田一夫社長は、2019年の市場および自社の活動を振り返り、内面的活動は良い評価の一方、販売環境では厳しい年であったと分析。20年の活動は継続して3つの基本分野の深化に取り組む。製品ではエントリーモデルの拡充、見込み客へ商談イベントで成果を高める。既存ディーラーへは「質」向上、自発的な商談会の開催などを促していきたい考え。

 同社の19年は3つの基本活動では製品の導入、ブランドの浸透、販売店の強化で成果を上げたとする。新製品では顧客より高評価を受けたとし、販売も6月決算期には1915台、1~12月でも目標よりも少ないが1900台以上を販売。

 販売体制ではディーラーを、関西の旗艦店となる大阪、四国初の高松、関東でも群馬にCI導入店舗を開設。全27拠点体制とした。店舗当たりの販売台数も前年65台から74台へと引き上げた。単価も製品の品質向上の影響で平均145万円と約6万円上昇。ただ、店舗による販売では年販最多で300台、2位が150台レベルへと上昇したが、高低2極化が進み課題を指摘する。

 販売促進では雑誌社主催イベントへの参加、製品カテゴリーに特化した同社主催の試乗イベントに力を入れたという。特に購入見込みが高いユーザーを招待し試乗機会の提供を挙げている。

 20年でも3つの基本分野で一層の深化を目指すとしている。新製品では昨年7月~20年6月までに13機種の導入を予定。これまでの大型機種に加え、排気量が低いトライアンフのエントリーモデルと位置付けるロードスターモデルを春先に導入。新規顧客の獲得、年販拡大へと繋げたい考えだ。

 販売体制ではディーラーでCI導入店を4店舗開設する予定。店舗数を全30拠点台へと拡大。販売や接客など質の面で店舗間格差を是正するため、販売トレーニング、技術分野のトレーニングでは外部トレーナーによる講習などで拡充。近年では販売トレーニングの参加者が積極的に意見発言する場面が増え内容が向上しているとしている。

 イベント開催では、同社主催の試乗会をカテゴリー製品別に年間4回、計8開催に加え、販売店レベルでディーラー同士が協力して自発的に見込み客を招いての試乗商談会の開催を促したい考え。こうした取り組みで近い将来の年間3000台の布石にしたい考えだ。

野田一夫社長

紙面掲載日:2020年1月1日

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