日本唯一のバイク寺である大阪府豊能郡能勢町にある能勢妙見山・妙見宗総本山の本瀧寺(ほんたきじ)とコラボレーションを行い、ライダーのための交通安全ご祈祷を行う機会を提供。同寺の野間秀顕(しゅうけん)住職に来ていただき、モータリスト・ファクトリーに訪れたライダーと愛車へ祈祷を執り行った。同時に、クリエイターでありライダーとしても知られる加藤ノブキ氏による、モータリスト・ファクトリー内の「ラフ・ダイヤモンド」の壁画をバックに祈祷を執り行ったことで、同壁画も広く告知する機会となった。
本瀧寺は近畿エリアでは有名なお寺で、愛車と一緒に訪れることでご祈祷を受けられるほか、「ほんたき山のカフェ」という喫茶スペースが併設されていることで、同寺をツーリングの目的地に多くのライダーが訪れるバイク寺として知られている。また、野間住職もハーレーダビッドソンの「FLH」を所有しており、二輪車業界ではハーレー和尚として親しまれている。
今回のご祈祷イベントは本瀧寺以外で執り行ったのは初めてで、数年前に本瀧寺でモータリスト主催のランブレッタ試乗会を開催した縁があり、東京の同社でご祈祷をする機会があればやりたいと話をしていたことで、今回の開催に至ったという。イベント当日にはバイク声優として活躍中の難波祐香さんも駆けつけ、イベントを盛り上げてくれた。
二輪車への祈祷を始めた由来について野間住職に伺うと、自身もライダーであることがきっかけだという。クルマと違って車両も小さく、身体を保護するものがないので、何かあれば大事になると痛感したそう。「8年前に大型二輪免許を取ってリターンライダーになりました。若い頃はバイクへ乗るのに夢中で気が付きませんでしたが、大人になり改めて乗ったことで、交通安全に気をつけなければいけないと強く感じました。同時に世の中の多くのライダーにも啓蒙しなければいけないと思い、バイク専用のお守りである守護鈴(しゅごりん)を作りました」と振り返る。
今年も11月23日にご祈祷イベント開催予定
守護鈴とは身につけた人に降りかかる災難を退け、運気を上昇させるお守りのひとつ。車両や鍵などにつければ交通安全の祈願にもなるという。今回は多くの参加者が訪れ、1回あたり数台の愛車と一緒にご祈祷を行う形式で執り行われた。祈祷料金は5000円で、終了後に守護鈴を授けられるようになっており、1日の祈祷受付数では本家を上回るほどの人気だったという。
モータリスト・ファクトリーではご祈祷を受けた守護鈴を代理で販売中。本瀧寺以外では唯一、授けられる場所となる。モータリストでは今年も11月23日の祝日に同イベントを開催予定。以降も定番イベントで開催していくと発表。昨年参加できなかった人たちは是非、参加していただきたいとしている。
野間住職は「自分自身も乗っているのでバイクの怖さは知っている。関東の方はもちろん全国のライダーに知ってもらいたいし、バイクを普及のツールとして交通安全を広めていきたい」と述べた。
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