販売網の再構築を考える
2016年末から2017年初にかけて自社の販売網を再構築する二輪車メーカーがいくつか現れた。
遺憾ながら、日本のバイク市場は関係者の尽力にもかかわらず、昨年度も縮小した。国内出荷台数は37万台を切った。一方、バイク販売店数は諸説があるようだが、最低でも7000店はあると言われる(実際には、いまだ1万店はあるとも言われる)。
バイク販売店が7000店とすると、1店あたりの年間販売台数は平均で約53台にしかならない。車両の平均単価を45万円ぐらいにすると、一店あたりの年間売上金額に約2400万円だ。これでは、いかにも経営規模が小さすぎる。
一部のメーカーの販売店の経営規模は、これをかなり上回...