【2022年実績と2023年抱負:BRPジャパン】
旗艦モデルの生産遅延に苦しんだ22年
23年度は再び二桁成長を
前2輪/後1輪の〝リバーストライク〟であるCAN-AMスパイダー/ライカーを製造販売するBRP(カナダ)。日本法人・BRPジャパンの代表を2022年夏から務める毛塚基治氏は、この1年を振り返り「かつてなくビジネス環境の変化によるチャレンジが多かった」と語る。
20~21年と連続で登録台数を約10%伸ばしてきた同社だが、22年は11月時点で前年比86.7%。年初から工場への部品調達に遅れが生じ、これが尾を引く形となった。エントリーモデルのライカーは3月上旬より国内販売できたものの、より高価格帯のスパイダーについては「電子部品など必要なパーツも多く、生産が遅延。日本で最も重要な春期に販売開始...