電動アシスト自転車は販売好調
国内市場では長期にわたり原付一種(50㏄以下)の販売不調が続いている。一方、電動アシスト自転車の人気は高い。確かに、電動アシストは順調に販売を伸ばしており、15年の年間出荷台数は約50万台で二輪車需要を超えている。電動アシストが誕生したころはターゲットとして女性層や高齢者を考えていたが、近年では若年層や男性一般にまで広がっている。
電動アシストは、スタート時や坂道など乗り手が力を必要とするときには搭載モーターが助けてくれるのが特徴。しかし、原付はそもそもエンジン付き車両だから、スピードや航続距離など走行能力は電動アシストよりはるかに高い。なのに、なぜ販売で原付は電動アシストに負けているの...